蘇る
2012年 12月 19日
義父が他界した。
ワタシが旦那さんに出会った時、すでに義父は寝た切りだった。
その義父が・・・20年もの間、寝た切りだった身体を脱ぎ捨て
とうとう旅立った。
通夜と葬儀は、旦那さんと同じ斎場で行われ
葬儀社も同じなら、斎場、葬儀社のスタッフもすべて旦那さんの時と同じ顔ぶれ。
お経を読む住職も同じで・・・
まるであの日に巻き戻されたかのような錯覚を
何度も何度も覚えた。
さらにはフラッシュバックのように襲ってくるあの日の感覚に
激しい動悸に襲われ
涙も止まらない。
義父が他界してしまったことを悲しむ以上に
私はあの日の繰り返しに、悲鳴を上げそうだった。
想像以上のダメージ。
このごろ、やっと・・・旦那さんを思ってひたひたと泣く夜と決別したのに・・・
まるでそれを許さない、とでもいうかのような義父の葬儀。
その一方で、この3年半の間、なんとか立ちあがった自分自身が
切なく、そして愛おしくも思えたり・・・
もし旦那さんが生きていれば、義父の葬儀は
長男の嫁である私にはとてつもないプレッシャーだったであろうが
それから解放されている今の立場に少し感謝してみたり・・・
3年半前よりさらに小さくなった義母の背中が痛ましかったり・・・
とにかく久しぶりに大きく感情を揺り動かされて
そのキモチの立て直し方が解らなくなるほどだった。
だけど・・・・あの日からずっと・・・ワタシを見守り続けてくれる人たちに
また支えられ、励まされ・・・
なんとかまた
新しい朝を迎えた。
お義父さん・・・・あちらでは・・・旦那さんとケンカしないで
仲良くゆっくりお酒でも酌み交わしてくださいね。
長い間・・・お疲れ様でした。
by zuttowasurenai | 2012-12-19 21:27